TOKYO-MARUNOUCHI to REGIONAL AREAS

PROJECT

丸の内プラチナ大学

鹿児島県 大島郡伊仙町
(いせん)

日本社会を動かす起爆剤となる島

鹿児島県大島郡伊仙町は、徳之島の南部に位置し、合計特殊出生率が2期連続日本一の「子宝の島」として知られています。また、百寿を超える人が多い「長寿の島」の一面も持っており、徳之島の多世代が交流する伝統的な暮らしや文化、自然とのかかわり方に健康のヒントがあるようです。

現地視察に足を運んだ受講生たちは、島民との交流のほか、景勝地・観光地、ビジネス候補地の視察などを経て、「観光」「教育」「ものづくり」「健康福祉」という観点で島の各業界プレイヤーとの意見交換会を実施しました。最終日には、町職員との意見交換も行い、徳之島の今後の具体的な活動について討議しました。

徳之島のケースは、離島こそ最先端のプラチナ社会モデルであるということを示しており、社会を動かす起爆剤として期待が高まります。

第1期丸の内プラチナ大学「ヨソモノ街おこしコース」
フィールドワーク
開催年月:2016年10月

Pointポイント

日本一の合計特殊出生率

徳之島では、「子は宝」という文化が根付いており、家族だけでなく、地域が一体となって子育てを応援する伝統的共助によって、高い合計特殊出生率を維持できているといわれています。こうした高い地域力は、他の地方自治体や都市部においても学ぶべきポイントです。

命が続く長寿の島

徳之島は「長寿の島」としても注目を集めており、長寿世界一としてギネスブックに2名の伊仙町出身者が掲載されています。 そのヒミツは、島のミネラル豊富な農産物なども影響していると考えられており、それらの畑や自然は大きな魅力のひとつです。

離島で続く島文化

徳之島は沖縄県に近く、本島とはやや異なる島文化があります。島独自の建築様式や生活文化、サトウキビのモノカルチャー化など、その風景の一つひとつにストーリーが詰まっています。

また、「奄美大島,徳之島,沖縄島北部及び西表島」は世界自然遺産登録を目指しており、自然や文化を未来へ継承するため取り組みを進めています。



Mayor市長・町長

大久保 明(おおくぼ あきら)

鹿児島県大島郡伊仙町長

平成11年 鹿児島県県議会議員
平成13年 伊仙町長就任
平成25年 全国離島振興協議会理事
平成26年 大島郡町村会会長就任
平成29年から現在 伊仙町長5期目