TOKYO-MARUNOUCHI to REGIONAL AREAS

ABOUT

New relationships between urban and local areas

都市と地方で人材を共有する
シェアリングエコノミー

「逆参勤交代」とは、地方での期間限定型リモートワークを通じて、働き方改革と地方創生の同時実現を目指す構想です。

江戸の参勤交代では藩邸が建設され、全国には街道や宿場町が整備され、江戸には地方から新たな人の流れが生まれ、経済・文化が大きく発展しました。逆参勤交代はこれを逆の発想で捉え、東京から地方に人の流れを創ることによって、地方にはオフィスや住宅、ITなどのインフラが整備され、ひいては、関係人口の増加につながることを意図しています。

逆参勤交代は三方一両得

逆参勤交代が実現すると、受け入れる地域やその自治体、送り出す企業、実際に地方に赴く社員には、それぞれ次のようなメリットがあります。

社員本人
ワークライフバランスの実現、心身のリフレッシュ、モチベーションアップ、セカンドキャリアの獲得等
地域・
自治体
関係人口・担い手の増加、オフィス・住宅需要の増加、消費・雇用・税収の増加等
企業
働き方改革の実現、SDGsの推進、地方創生ビジネスの推進、人材育成、メンタルケア等

多様な逆参勤交代のモデル

逆参勤交代には、目的・参加年代・期間に応じて
多様な形態があります。

  • ローカルイノベーション型:新規事業
  • リフレッシュ型:健康経営
  • 武者修行型:人材育成
  • 育児・介護型:ワークライフバランス
  • セカンドキャリア型:シニア人材活性化

参勤交代 いま・むかしー

逆参勤交代が実現すると、受け入れる地域やその自治体、送り出す企業、実際に地方に赴く社員には、それぞれ次のようなメリットがあります。

運営組織

さまざまなテーマで多様な人々が集まり、地域課題解決のためにコラボレーションしています。研究者、協力関係のある附置研究所、機構、地域と密接に連携していきます。

三菱総合研究所 プラチナ社会研究会
三菱総合研究所
プラチナ社会研究会

プラチナ社会研究会では、多くの先進国において物質的な豊かさが実現し、価値観も多様化した脱工業化社会、グローバリゼーション下の21世紀に目指す社会モデルとして「プラチナ社会構想」を提唱し、その実現に向けて活動しています。

エコッツェリア協会
エコッツェリア協会

エコッツェリア協会では、「経済」「環境」「社会」がバランスよく共存するまちを目指して、大丸有地区に集う企業・就業者のコミュニティ形成や、次世代への持続可能なビジネス創発に取り組んでいます。

丸の内プラチナ大学
学長メッセージ

小宮山 宏

小宮山 宏(こみやま ひろし)

三菱総合研究所 理事長 
丸の内プラチナ大学 学長

1972年東京大学大学院工学系研究科修了。東京大学工学部長等を経て、2005年4月に第28代東京大学総長に就任。2009年3月に総長退任後、同年4月に株式会社三菱総合研究所理事長に就任。
2010年8月「プラチナ社会」の実現に向けたイノベーション促進に取り組む「プラチナ構想ネットワーク」を設立し、会長に就任。

私は21世紀の世界が必要とする社会モデルは、「地球が持続し、豊かで、人の自己実現を可能にする社会」だと考えており、それを「プラチナ社会」と呼んでいます。時間・空間の束縛がなくなった時代において、「逆参勤交代」はこのプラチナ社会構想の目指す自己実現に符号すると感じています。
企業によってまだ逆参勤交代の実施が難しい面もありますが、今後SDGsやESG(環境・社会・ガバナンス)投資との相乗効果などが評価されるようになれば、実施企業の価値が高まる世の中になっていくはずです。
社会の価値観やコミュニティの在り方が多様化する時代で、人の目標は「もっと良い社会」を目指すことに集中していくでしょう。だからこそ、私の掲げる「プラチナ社会構想」と「逆参勤交代」は非常に親和性が高い取り組みで、今後両者が連携を深めることで社会発展に寄与できると考えております。

メンバー紹介

松田 智生

松田 智生(まつだ ともお)

三菱総合研究所 
未来共創本部 主席研究員
丸の内プラチナ大学 副学長

1966年東京生まれ。慶應義塾大学法学部政治学科卒業。専門は地域活性化、アクティブシニア論。
高知大学客員教授。丸の内プラチナ大学副学長。2010年プラチナ社会研究会を創設。内閣官房日本版CCRC構想有識者会議委員、地方創生×全世代活躍まちづくり検討会委員、内閣府高齢社会フォーラム企画委員、高知県移住推進協議会委員、石川県ニッチトップ企業評価委員、壱岐市政策顧問等の産官学の委員を歴任。
【著書】「明るい逆参勤交代が日本を変える」、「日本版CCRCがわかる本」ほか

田口 真司

田口 真司(たぐち しんじ)

エコッツェリア協会 
プロデューサー 
丸の内プラチナ大学 副学長

1972年岐阜市生まれ。2010年3月にワールドカフェによる対話会を開始。企業で働く人や学生、NPO、主婦などあらゆる属性の人たちを集め、毎月テーマを変えたイベントを主催。未来の社会について対話し、新たな価値創造に向けた活動を実施。2013年2月から現職。丸の内をオープンイノベーションの街にすべく、3×3Lab Futureの運営業務を通じ、社会的ビジネス創出に向け活動中。