PROJECT
岩手県 八幡平市
(はちまんたい)
逆参勤交代普及の鍵となるまち
岩手県八幡平市は、丸の内プラチナ大学の第1期より繋がりのある地域です。古くから持続可能エネルギーとして地熱利用が進んでおり、日本版CCRCのモデルケースとして知名度の高い「オークフィールド八幡平」があったりと多様な魅力に溢れています。さらに、安比高原をはじめとする自然も豊富で観光地として高い人気を誇る反面、「少子高齢化」「若者の流出」などの課題もあります。
八幡平市には3年連続で受講生たちが足を運んでおり、逆参勤交代の「続ける・広める・深める」というコンセプトを最も体現している地域です。地域の方とのワークショップでのアイデア出しにとどまらず、それを実現するためのブラッシュアップとして細かい部分を討議するレベルにあります。「八幡平行政」「八幡平住民」「丸の内プラチナ大学受講生」という三者の関係性が深まる中、まちづくりが今後どのような動きを見せていくのか、期待が高まります。
第1、2、3期丸の内プラチナ大学「逆参勤交代コース」
フィールドワーク
開催年月:2016年12月、2018年2月、2018年7月
Pointポイント
持続可能エネルギーと新事業
八幡平市は、1996年に日本で最初に商用発電を開始した「松川地熱発電所」から供給される熱水を地域産業に活用してきたまちです。温泉熱を利用した園芸「スマートハウスプロジェクト」では、次世代型水耕栽培IoT制御システムでバジルを栽培しています。また、地熱蒸気を利用した染色工房「夢蒸染」など、持続可能エネルギーを活用した新事業が創造されています。
過ごしやすい夏の八幡平
八幡平市には、国の特別天然記念物に指定されている岩手山焼走り熔岩流があり、特に夏場には雄大な自然を味わうことができます。夏は気持ちよく過ごせる気候の中で自然を味わうアクティビティが豊富ですが、更に多くの人に利用してもらうには新しいビジネス的な視点やアイデアが求められています。
四季を感じる冬の八幡平
冬の八幡平市は、あたり一面雪景色となり美しい四季が感じられるのが特徴です。しかし、冬の観光客は減少しており、馬を活用した馬そりやクロスカントリースキーツアーなど新しい試みが実施されています。オールシーズン人が集まる地になるためには、八幡平独特の魅力をブランド化できるかがポイントになりそうです。
Mayor市長・町長
田村 正彦(たむら まさひこ)
岩手県八幡平市長
昭和41年3月 岩手県立盛岡工業高等学校卒業
昭和45年3月 駒澤大学経済学部経済学科卒業
昭和45年4月 岩手県農業共済組合連合会就職
平成元年9月 岩手県農業共済組合連合会を退職し西根町議会議員に当選
平成5年9月 西根町議会議員に再選
平成7年4月 西根町議会議員を辞職。岩手県議会議員に当選
平成11年4月 岩手県議会議員に再選
平成15年5月 岩手県監査委員
平成17年9月 3町村(西根町・松尾村・安代町)が合併し、八幡平市が誕生
平成17年10月 岩手県議会議員を辞職。初代八幡平市長に当選
平成21年10月 八幡平市長に再選
平成25年10月 八幡平市長に三選
平成29年10月 八幡平市長に四選。現在に至る。